先週土曜の青山茶会お家元席では
玉舟和尚の
山青水緑 
がかけられましたので、
恵比寿教室の掛物も、
青山緑水 に替えました。
筆は武者小路千家お家元 不徹斎宗匠です。

木食草衣心似月

一生無念復無涯

若人居何処住問

青山緑水是我家


木の実を食べ草の衣を着て生活すれば、自分の心も月と同じようになる。

一生は無念にして またかぎりも無い。

仮に、ひとから住居は何処かと問われたら、

青山緑水が我家と応える。


自然と一体となった境地を表す有名な禅語ですね。自衛官だった頃、何日間も山の中で過ごし、木の実を食べ草に寝ながら訓練をしましたが、その際には全く山や湖に同化するような感覚になりましたので、青山緑水の感覚は良く理解できます。

また、二行目の
一生無念復無涯
の境地も、34年間の自衛官勤務を退き茶道家として3年余り経た今の年齢になると、全くそうだと思います。

この軸は僕にとっては多々感じる事がある軸なのです。


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秋の七草の一つである桔梗が早くも咲いていましたので、

 桔梗、擬宝珠、下野

を矢筈魚籠に入れました


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夕方、漫画家の桜沢エリカさんが稽古に見えました。桜沢さんは多方面でご活躍なのは皆さんもご承知の通りですが、その超多忙なお仕事の合間の時間をやりくりして、熱心に稽古に通っておられます。

茶道を単に趣味の一つと捉えている方は仕事などを理由に稽古を疎かにしがちですが、茶道を人格修養の手段と捉えている方は、どんなに忙しい状況でも、時間をやりくりして稽古を継続されます。茶道は伝統文化の集大成のようなものですから、学ぶことが沢山あるのです。

桜沢さんには、この日は自在棚で風炉の唐物点を稽古して頂きました。

風炉先は薬師寺本尊台座の四神のうち青龍と白虎の拓本です。青龍白虎は方位では東西、また季節では春秋を司る神です。二神の細長い姿も風炉先にしっくりとあいます。


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青山茶会の水屋にも入って頂いた守惠さんには、自在棚での風炉の茶通箱点を稽古して頂きました。
茶通箱点は、一服目を重く二服目を軽く扱うのが要点ですので、そこに注意して稽古されました。

唐物点も茶通箱点も炉より風炉の点前の方が当然ながらやりやすいですね。

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今日の稽古仕舞いはMHさんでした。MHさんは昨年5月に入門され茶歴は約1年ですが、熱心に稽古に取り組まれています。この日は自在棚での濃茶を初めて稽古して頂きました。


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