武者小路千家流の中置き は
小板、半板、大板、長板、竹台子
の5種があります。中置点前は10月にするのですが、一ケ月の稽古では、5種を稽古するには足りません。また、10月の点前は中置に限るというわけでもありません。昨年の10月は東京茶道会茶会での小間の濃茶担当に当たっていたこともあり、台目棚で小間の点前ばかり稽古していました。今年の秋は茶席担当がないので、
今年は早めから久しぶりに中置を稽古することにしました。

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今日の掛物は 
雲谷等顔 うんこくとうがん 筆
盧雁図 ろがんず

雲谷等顔は室町末期から江戸初期の絵師で
雪舟系の水墨画に秀でた人です。毛利家に抱えられたこともあり、また力強い水墨画が得意なこともあり、九州や中国地方の大名家では、絵師に雲谷派を抱えることが多かったようで、肥後細川家でも、狩野派に並んで矢野派という雲谷派系の絵師を抱えていたので、僕の家にも雲谷の絵が残っています。

月を背に雁が夜の湖畔の蘆原に舞い降りようとしている場面が水墨画で力強く描かれており、秋にぴったりの構図が気にいっています。

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この日の茶花は
雄山火口 おやまほぐち
柚香菊     ゆうかぎく
藤袴        ふじばかま
おけら
鷹の羽芒 たかのはすすき
を宗全籠に入れました。

火口はアザミの一種。柚香菊は可愛らしい小さな菊です。おけらは菊科の白い清楚な花です。

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茶花は炭点前に当たる方に稽古してもらっています。写真は漫画家の桜沢エリカさん。とても上手く入れました。

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不要な葉の整理などは、僕が指摘

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炭点前中の風炉の中。中置の際には灰の山は低く整えます。

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SYさんは、中置薄茶で供茶をあわせて稽古しました。

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守雪さんは薄茶点前。
水指は
金彩杵形細水指
大徳寺二代管長の田邊牧宗老師の箱書があり、名月 という銘がついています。
帝室技芸員の初代伊東陶山の作です。

はじめは多分花入として作られたのかなと思います。時代は明治10年前後の作でしょう。

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WMさんは濃茶点前
茶入は瀬戸鶴首
茶碗は亀井未楽の高取焼です。
茶杓は僕の自作 銘 葛かづら

かむなびのみむろの山の葛かづら
裏吹き返す 秋は来にけり

から銘をつけた煤竹の縄目が美しい茶杓です。

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