気温の乱れが激しく体調を崩しがちな季節となりました。9月26日は寒いようでいて雨のためムシムシする天気の中、日本橋三越クラスでした。

日本橋三越クラスは、日本橋三越本店の新館7階三越カルチャーサロン内に開講しているクラスです。カルチャーサロンの規定で、半年ごとの更新制で、10月からの受講を募集中ですが、
稽古は半年サイクルで回しているわけではなく
経験者の方は季節の濃茶点前・薄茶点前を稽古して頂き、初心者の方は濃茶薄茶を頂いたあと
薄茶の割稽古や薄茶点前をしています。

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三越本店の茶室は本格的で8畳広間2つと、にじり口つきの4畳台目の小間があります。また、毎月の道具は僕の物を持ち込んでいます。

この日は長月の稽古ですから、広間の掛物には
青蓮院宮尊證法親王の筆による菊の絵
を掛けました。
尊證法親王は後水尾天皇の皇子で書画の名手として知られていますが、1691年に44歳でお亡くなりになっていますから、この菊の絵は今から330年〜350年ほど経った物です。


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この日の花は
鳥かぶと
姫ひごだい
吾亦紅
白藤袴
を唐物写し手つき籠に入れました。
鳥兜の黄葉に秋らしさが一層引き立ちます。

手付き籠に花を入れる際には、手の部分の空間をキャンパスのように見立て、その空間の中に花を収まるように入れ、少しばかりの花先を籠の手の外に出すようにすると収まりよく、また、躍動感も出て綺麗です。

また花は花入本体の高さの1倍〜1.5倍までの高さにしないと不安定感が強くなります。
ススキや菊を高く入れたりする方を時々見かける ますが、それは茶花にはかないません。

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8畳広間でこの日は中置きの濃茶点前と薄茶点前をしました。稽古冒頭は席入りの稽古の後、菓子を食べ、その日の掛物と茶花の説明を行います。
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こちらは中置薄茶点前の稽古

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こちらは中置濃茶点前の稽古

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広間での濃茶薄茶稽古が一とおり終わったあとは、経験者と初心者に分かれて稽古を続けます。この日は経験者が広間に残り、中置点前を稽古し、初心者の方は小間に移って薄茶点前を稽古しました。写真は薄茶を指導する守惠さんとその説明を聞く生徒方。

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小間の床は高さが低いので、和歌短冊を掛けることが多いです。この日は幕末の僕の先祖の筆で

よきことの あるたびごとに 思うかな
父はいまさず 母いまさばと

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三越カルチャーサロンの武者小路千家茶道教室講座10月〜3月生受講受付中です。体験、見学も可能です。

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