10月は炉と風炉の変わり目の月にあたります。
炉を開くほどの肌寒さはありませんし、今日のように暑さが戻る日もあります。こんな時節には中置の点前が都合良いのです。

中置には、基本となる小板を使う点前と
柄杓を、飾り残す半板、大板、長板、竹台子
の点前の5種がありますが、要は小板の点前とそれ以外の棚物の点前に二分されます。今日は棚物の内の基本となる長板中置をしました。


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このところ台風と秋雨前線の影響で雨が続いていますから、掛物は 不徹斎お家元の筆による
廬山の雨夜 草庵の中
今日は薄曇りで茶室内がうすぐらかったのもあり、字句の雰囲気ぴったりでした。秋雨の続く秋にはこの軸が一番。

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今日の茶花は唐物手付き籠に7種入れました

雄山火口
白花杜鵑
秋明菊
藤袴
吊り花
吾亦紅
白水引

黒っぽい蕾の火口を主に据えて、縦に白花を4種類配し左右に赤花を2種類配しました。

10月は沢山の花が出ます。炉の時期になると焼物の花入に椿を主にして2種か3種を入れる事となりますので、10月には残り花を含めて多種入れにする事がよく行われるます。

こうした多種入れの際には、花をまとめてしまうと、ワサワサしてしまいますから、花と花がかさなり合わないようにある程度の間をつくる事が必要です。

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午前クラスで長板中置の炭点前をするHIさん。

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炭が綺麗に入りました。

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薄茶点前のMSさん。
棗は 前端春斎の蔦蒔絵大棗
茶碗は紅葉呉器、有隣斎先代お家元の銘 竜田川 です。
蓋置は田端志音の武蔵野蓋置

中置の点前に、廬山〜の軸に、竜田川の茶碗、蔦蒔絵の棗、武蔵野蓋置を組み合わせて秋の深まりを感じさせる道具組にしました。
稽古と言えども道具組みはきちんとします。
しっかりした道具組みで稽古を重ねる事により
日本の24節の季節感を道具組みにいかに表すか
を理解して頂けます。

茶道は点前所作の学習だけでは成り立ちません。季節感溢れる心地よい空間と時間を点前、道具などを総合的に組み合わせていかに作り出すかを学ぶ事が大切です。

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こちらは午後クラスで濃茶点前をされる
漫画家 桜沢エリカ さん。

茶入は小代焼肩衝
茶杓は 僕の自作 銘は 蘆の枯葉

津の国の難波の原は夢なれや
蘆の枯葉に風吹きわたる

という西行の和歌からの銘です。

水指は北海道陶芸界で高名な女流陶芸家
中村照子さんの蜻蛉紋細水指。ツマミが茄子になっているところが女流らしいですね。

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千駄木クラスは、お家元の稽古場を使用させて頂いているので、稽古には着物着用です。
いつも、素敵な着物で稽古に参加される桜沢エリカさんと守雪さん。

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秋の深まりを感じる稽古でした。

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両忘会にはこの他に2つ教室があります
恵比寿教室は恵比寿ガーデンプレイスの近く。
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