この日の軸は武者小路千家 先々代お家元 愈好斎宗匠の筆による、

山中無暦日

を掛けました


唐詩選の中に太上隠者たいじょういんじゃの句


たまたま松樹の下に来たり
枕を高くして石頭に眠る
山中暦日無し
寒尽くるも年を知らず


暦日とはつまりはカレンダーのことです。
寒尽くる とは 寒さが尽きる のですから、春が来たということです。

山中の松の樹の下に庵を結び、夜は石を枕にぐっすり眠って、この山中に入って幾年になるだろうか。今年もまた春めいて来たが、今年が何年だか一向にわからない、何年山中の庵ですごしたのだろうか、という詩です。

山中無暦日はその3行目、世俗の煩わしさや欲や時間に追われるせわしなさを放下して、小鳥の声や風の音だけを楽しみにこの山中の静寂の中に暮らしている、という一節です。

 「山中」を茶室の中と読み替えて、
師走で喧騒だけど茶室の中では、時間から解放されてゆったりとした心持ちでお茶を楽しみましょうね、という意味で掛けました。

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茶花は初嵐とはしばみ 
花入は備前窯変

茶花は主の花を引き立たせるように添えを選びますが、季節も12月に入ると枯木が似合います


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千駄木クラスは武者小路千家流の東京稽古場の茶室 朗々亭を使わせて頂いています。朗々亭は
流儀直門がお家元から稽古をつけて頂く稽古場で、今年は11月29日に直門の稽古で炉を開いたので、両忘会千駄木クラスは昨日が炉開きの稽古となりました。
炉開きだから善哉を頂きました。
善哉は社中の守雪さんの手作りです。

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まずは、盆香合を稽古。
盆香合は棚があった方が勿論やりやすいのですが、炉運びで盆香合をする場合も当然あるわけです。
運びで盆香合をした方が香合にだけ注目が集まるのではないかと思います。

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運びの点前では炉の道具の配置を正確におさらいします。

水指は伊賀
茶碗は大樋
茶入は上野肩衝
茶杓は僕の自作 銘 霜夜

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続いて薄茶の運び点前

棗は炉開きの扱いだから
時代の真塗り利休形を使っています。

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守雪さんが点前指導のお勉強中

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午前の稽古で薄茶をのめなかった方がいたので、昼休みに僕が薄茶点前を展示し一服差し上げました。

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両忘会では、生徒募集中です。
日本橋三越カルチャーサロンクラスも
生徒募集中です。

お問い合わせは有吉まで
ariyosit@me.com


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