平成31年1月4日は両忘会の稽古始めを恵比寿教室で行いました。
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両忘会では毎年1月4日が稽古始めで、七事式のどれかを行う事にしています。七事式は且座、数茶、一ニ三、花月、廻り花、廻り炭、茶歌舞伎の7種です。いずれも多人数で稽古するのに適しています。今年は茶歌舞伎を行いました。


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午前は5人が参加して、ベテランのTさんが点前をしました。全的中は、両忘会の日本橋三越クラスで水屋を担当して頂いている ゆみさん。

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ゆみさんにはご褒美に、真台子薄茶の点前をして頂きました。使っている皆具は官休庵伝来形ですが、昔 尼崎にあった打出焼の初代阪口砂山の作です。肩が張っているのが官休庵伝来形の特徴です。

文様がハイビスカスという斬新なデザインですが、武者小路千家10代一指斎が若くして逝去された際に11代愈好斎が幼少であったため、愈好斎成人までの間、家元預かりをした木津聿斎宗泉の好みの皆具です。水指の鐶付が象になっていて精緻な作品です。乙卯(きのとう、1915年大正4年に好むとの聿斎の箱書きがあります。

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稽古始めの掛け軸は、

例年どおり
細川幽斎公の和歌

明けわたる
とお山かづらそのままに
霞をかけて
春や立つらん

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午後の部が始まる前の談笑風景

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茶歌舞伎に先だって
有吉家定紋入の金盃で祝いの一献

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茶歌舞伎に菓子は使いませんが、稽古始めですから出しました。松江風流堂のかぶら蒸し饅頭
を取り寄せて。菓子器は膳所焼の黄交チ。とても華やかです。

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午後の点前は守惠さんにして頂きました。
使っている赤楽は紫野焼 銘は祥瑞
釜は初代下間庄兵衛。
炉縁は花菱蒔絵。

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午後の正客役は守雪さん、今年は当てると意気込んで試茶を味わっています

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折敷と扇子に挟んだ名乗り紙

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本茶3服おわり、長盆を執筆役の僕の前におきにきた守惠さん。客役の皆さんは当てたかワクワクしながら見ています。

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おみごと、一等になり満身の笑みの守雪さん
この日は、星野製茶園の縁の昔、青松園の延年の昔、一保堂の青雲を使いました。縁の昔と延年の昔がいずれも甘みがあるまったりした味わいで香りも似ているので間違えた方が多かったです。

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一等の賞は招き猫でした。

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最後に僕が真台子薄茶の点前を披露。

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替え茶碗は永楽、16代即全の黄交ち四季扇面
綺麗な茶碗です。

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