武者小路千家流お家元の初釜は、京都で4日間、東京で2日間行われます。今年の東京初釜は
19日土曜と20日日曜に文京区千駄木の東京道場で開催されました。

両忘会からは毎年6名が席を頂いており、今年は20日日曜第1席に入れて頂きました。

朝9時過ぎに西日暮里駅に社中集合して、会場に向かいましたが、天気が良く寒さも和らいでいました。

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正門横で、記念撮影
両忘会幹部の社中さん達とも。
左から日本橋三越でアシスタンをして頂いているみずほさん、守惠さん、僕、守雪さん、そして漫画家の桜沢エリカさん。

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今度は僕がカメラマンになり、一番左は
水屋を助けて頂いているゆみさん。

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玄関を入って受付で署名を済ませて二階待合へ。今年は例年と異なり、二階広間の朗々亭で薄茶席からスタートとなりました。

正客には歌舞伎囃子方田中流家元の田中傳左衛門さんが入られ、僕は次客に、三客には慶応大学教授で直門のT先生、4客から8客までが両忘会幹部連、以下ご連客方。

お家元の初釜で道具を写真に撮るなど、許されるはずもありませんから、以下文章だけです

床には三番叟の三幅対がかけられて、年の初めを寿いでいました。釜は広口。棚は不徹斎お家元好みの青漆爪紅及台子に、有隣斎先代お家元好みのスペイン産皆具。

 この皆具はもちろん見立てではなく、有隣斎宗匠が形を指導して作られたものということで、斬新な文様が施された明るい雰囲気の皆具でした。棗は君が代大棗。茶碗は楽の香炉釉で白っぽい釉薬。うらに「己亥」と「光」の字が彫り込まれた今年の茶碗でした。替茶碗は永楽の亥の子の絵。さすが永楽という感じの上品で可愛い絵でした。

ついで、一階広間雲竜軒にうつり濃茶席へ。
今年のお点前は随縁斎若宗匠がされました。

床には流祖一翁宗守の唯一現存する軸
茶道に雪塵有り無し

最後の二文字が 雪塵 とも 雪藝 とも 虚藝 とも
説のある軸です。

もちろん下の写真は席中で撮影したものではありません。本からの転写です。

流祖のこの軸は流儀の者ならば、必ず聞きはしたことのある品ですが、僕は実物を拝見するのは初めてで大感激。また床には結び柳。武者小路千家流の結び柳は全部の枝をひとからげに結ぶのです。

釜は利休所持与次郎の尻張釜。
僕は下間庄兵衛の写しを今年の初釜に使いましたが、与次郎の本歌は一回り大きいんだなあと、こちらも感激。
棚は紹鴎棚をもとにして、流儀7代の直斎が好んだ袋棚。棚の部分を桐木地にして柱を春慶塗りの竹にしてありました。初めて拝見した棚ですが、日本に2つしかないのだそうです。

茶杓はゆずり葉。こちらも今年の僕の初釜で不徹斎お家元の写しを使わせて頂きましたが、その本歌。
茶入は利休肩衝と赤楽 箙 が脇に飾られて、使われたのは丸壷茶入と黒楽でした。

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社中共々、大変楽しいひと時を過ごさせていただきました。

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