とても寒い土曜でしたので、1月26日土曜の千駄木クラスは夜咄の点前を稽古しました。
夜咄は小間で主客が手燭の灯りを挟んでほのぼのとした雰囲気になるのが眼目ですから、広間に台目棚を置いて空間を小間の雰囲気にします。

まずは、窓のブラインドを全て下ろし電気を消して、灯火を準備。手燭には20匁和蝋燭を据え火をつけます。20匁和蝋燭は3時間以上は持ちますが、和蝋燭は芯切りをしないといけません。
生徒さんの中には和蝋燭の芯切りを初めて見た方もいて、皆さん興味深々。

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夜咄では暗くて、手燭や短檠の灯りしかありませんから読みやすい大字の軸を掛けると言われています。この日は、不徹斎お家元の筆 魁
を掛けました。手燭は皿を手前にし手を向こうにして軸が万が一にも煤けないようにして拝見します。

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軸の解説中。

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最初に、手燭を使った炭点前を稽古。手燭は灰器とともに持ち込んで炉の左隅向こうに置いて炭点前を始めます。

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香合拝見の際には、正客と次客の間ヘリ外に手燭を置いて正客と次客は拝見し、次客は先に手燭を三客との間ヘリ外に送り、次に香合を送ります。

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客が出会いで返す際には手燭は安全な位置に
手燭はあまり動かさないで、水平を保つことが肝要。

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次いで濃茶の点前。夜咄では主茶碗は赤を使えと言われています。寒いわけですから、当然筒茶碗。その分中が見えないので基本通りの湯量を注ぎ、丹念に練らなけばなりません。

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手元はご覧のような暗さ。

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手燭の和蝋燭の火が揺らいで幻想的。

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夜咄では、続き薄茶にするのが約束です。
替え茶碗は白にせよと言われています。

続き薄茶点前が進行し、お仕舞いいたします
の挨拶に続き、正客から お早めですが拝見します と挨拶があったときに、亭主は手燭を客に渡します。(半東がいれば拝見用の手燭を水屋から正客に運び出しますが。)
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和蝋燭の芯切りを展示中

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とても、楽しい稽古だったと好評でした。

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