表 南青山骨董通りに
宗和流会長 宇田川宗匠の懐石の2号店が
できましたので、プレオープンに参りました。
両忘会恵比寿教室からは、車で10分ほどの近さですし、3畳台目席と広間があると伺ったので
それなら夜咄茶事の研究会をさせて頂こうということになりました。

夜咄茶事研究会
時 31年1月31日
処 南青山 即今
主 有吉守聖

床 大徳寺510世上田義山老師筆 笑而不答心自閑
香合 九谷青粒 仲田錦玉 造
帛紗 マットミー
釜 阿弥陀堂
水指 古唐津 一重口 有吉家伝来
茶入 白薩摩肩衝 沈壽官 造
棗     鎌倉彫金輪寺 三橋鎌幽 造
茶杓 一條智光 作  銘 寂光 
主茶碗  赤  和田桐山 造
    替     白高田 酒井雅女 造
蓋置  一翁好 山の神  写 信楽 高橋楽斎 造
建水  曲
御茶  縁の昔 星野製茶園詰
菓子 聖   塩野 製
干菓子  琥珀梅 鶴屋吉信製
干菓子器 愈好斎好 中黒圓盆 同箱 後藤 造
炭斗 宗全好 平 竹園斎 造
羽  鶴
灰器  大樋焼雲華 愈好斎箱
灰匙 利休形
火箸 利休形
釻  虫喰 角谷與斎 造
釜敷 糸組 梅


16時半に両忘社中と計6人で会場に到着し、3畳台目席に道具を搬入しました。

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同行した両忘会社中は5名、広間で待合。

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席入して、手燭の灯りで軸を拝見。
掛けた軸は
笑而不答心自閑
つまり、今日は夜咄をゆったりした気分で楽しみましょうという意味で掛けました。

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席入を済ませた両忘会社中。ワクワク感が高まっている様子。

正客に守惠さん、次客Kさん、三客みずほさん

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4客 漫画家 桜沢エリカさん
詰  守雪さん

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夜咄は前茶からスタートします。
寒い中まずは温まって下さいと言う意味で、水次を水指がわり持ち出し、棗や茶碗、茶杓も水屋道具でさらさらと薄茶をたてます。
正客は一人点で出しますが
次客以下は客からの申し出により
おもあい、
つまり一碗に二人分ずつの薄茶を
点てて出します。
水屋道具なので茶碗や棗・茶杓の拝見は
勿論無し。
ですから10分〜15分くらいです。
茶碗は有吉宗暎作 つまり 僕の母の作の唐津茶碗
を使いました。

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続いて炭点前。正客が炉正面に移動します。

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和蝋燭の暖かな灯りの中、炉中の炭の火が綺麗

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広間に移り、一汁五菜の本懐石。とても美味しい。宇田川宗匠もご挨拶に席に来られました。
スタッフの方も茶懐石の進行に慣れていらっしゃるので、料理の流れが大変スムーズ。

僕は亭主役をしながら、つまり給仕をしながら席中で懐石の食べ方を指導しながらの相伴。
そして下火の点検に立ったり、濃茶道具を展開したりと。

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八寸、湯斗が終わったあとは主菓子
主菓子は即今さんにお願いしてご準備頂いた菓子を銘々皿で出しました。
菓子は塩野 製 のきんとん。

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懐石のあと、三畳台目にうつり、濃茶と続き薄茶をしました。
この三畳台目席には洞庫がついているので道具の持ち出しや持ち下がりの手間が省けるので、
続き薄茶をするには大変便利です。

主茶碗には夜咄の約束通り、赤楽の半筒を使いました。これは15年ほど前に和田桐山さんが僕の家に茶事で来られた際に頂いた茶碗です。

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約3時間大変楽しい研究会でした。
終わって外に出ると天気予報どおりに
雨が降り出していました。

しかし両忘会恵比寿教室までは骨董通りから日赤通りを直進するとすぐです。教室に戻った頃、雨は雪混じりとなりました。
夜咄にぴったりの寒さでした。