3月9日千駄木クラスは午前、午後とも、蛤棚炭点前と炉の供茶、そして続き薄を稽古しました。

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お軸は一條実孝公爵の筆
一條実孝公は言うまでもなく五摂家の一條家最後の公爵です。肥後細川侯爵家と摂家一條公爵家は江戸後期から明治にかけて5世代にわたるご親戚というご関係でしたので、母は有吉家に嫁ぐ前に一條実孝公のご先代一條実輝公の下で花嫁修行をしたのです。

忠節をつくし、礼儀を正し、武勇をたっとび、
信義を重んじ、質素を旨とする五つは軍人の精神也

実孝公は貴族院議員になられる以前は軍人でもありました。

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花は 香紫椿と雲竜柳をいれました。

雲竜柳は天に昇るような姿の枝ぶりを活かすようにいれ、椿の花を邪魔しないように透かしまさした。また天に昇る捻れを残しつつ、長くなり過ぎないように丈を詰めました。

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午前の組の炭点前。

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蛤棚は一枚の板を蛤形に切り抜き、切り抜いた蛤形の板を天板に、切り残した部分を客付柱にして、勝手付き柱として竹柱をつけた棚で、地板がない棚です。元来は武者小路千家7世の直斎の好みですが、直斎好みには勝手付きの竹柱に杓釘がありません。

写真の蛤棚は12世愈好斎の好みの物で竹柱に杓釘があります。その杓釘には竹釘を刺した物と節から出た枝を切り残して杓釘とした物があるのですが、写真の棚は枝を切り残したタイプのものを使っています。
蛤棚の供茶では、棚の上に天目台を置きつけます。このため、茶巾は棚の上に置けませんから水指の蓋の上に置いています。
仕覆は勿論杓釘に掛けます。

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濃茶の供茶では、相伴する茶碗の茶筅通し一回目でそれを勝手付きに仮置きし、続いて棚から天目台をおろして供茶に移るわけですから、当然中蓋を一度開けることになります。

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下の写真は、午後のクラスの炭点前
炭点前の際には、羽は蛤棚の杓釘に掛けておき、香合は棚の上に置いて点前を始めます。
この日の香合は仲田錦玉の九谷焼青粒香合
を使いました。
炭斗は 唐物四方菜籠です。

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供茶をお祖堂にお供えする様子。
お供えする向きは、神仏からみて右手側に菓子
左手側に茶です。

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続き薄の前半、濃茶点前の指導中。

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続き薄茶の点前。武者小路千家流の続き薄茶では、薄茶一服目を出したところで、正客から茶入・仕覆の拝見の所望があり、茶入と棗を入れ替えながら茶入と仕覆を拝見に出します。

つまり茶入と仕覆を先に拝見に出し、終わりに棗と茶杓を拝見に出すことになります。

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両忘会には4つの教室があります。

1つは、恵比寿ガーデンプレイスの近くの恵比寿教室

2つは、上記の写真の千駄木教室

3つは、日本橋三越本店の新館9階 三井カルチャーサロン内の講座「有吉守聖の茶話会」

そして5月からは青山ツインタワー西側4階  NHK文化センター青山内の講座「茶道 武者小路千家」がはじまります

4ケ教室ともに生徒さん募集中です。

ご興味のある方はお問い合わせ下さい。
ariyosit@me.com